東京で建てる木の家

2008年5月17日 22:10

はじめまして東京の江戸川区にあります、田中工務店の田中です。
自己紹介と私なりに考える工務店としての家づくりをここに述べてみます。
細々ですが弊社は工務店業を営んで70年になり、私が三代目の代表になります。
地元近辺は狭小、変形敷地、軟弱地盤などの悪条件に防火規制、斜線制限など
建築基準法の規制が常に付きまとう地域です。
そんな地域であっても、なるべく国産材の良さを生かした家づくりをしたいと思っていますが伝統回帰や名人芸的な家づくりをしている訳ではありません。
ある部分(構造、防火)では一般的に普及している方法や現代のテクノロジーやシステムも利用し、ある部分(造作、仕上げ、造り付け家具)では人間の目による判断や手仕事、
手技に委ねる部分を残している、そんな感じの家づくりです。
地方には羨ましくなるような地産地消的に材料を使い、手技を生かした伝統的な
家づくりをしている仲間もいますが都市で生きる工務店には、これがバランスの
いい家づくりだと考えています。
工務店って「町に根差している家づくりが生業の建築屋」を指すのだと思います。
それは工業化、規格化された商品としての家づくりではなく、その町の風土や地場の特徴を踏まえた暮らし方、住まい方を提案する家づくりを行うということです。
ユーザーの方には、「ハウスメーカーの家」と「工務店の家」が考え方も出来上がる物も
違うということを理解して頂きたいのです。
規格化、商品化、ローコストも悪いことではありませんが、そこは大手メーカーに任せておけばよいと思います。
工務店は、大規模のところが出来ないこと、小規模だからこそ出来ることをやるべきです。工務店ならではの付加価値のある家づくりです。
「工務店ならではの付加価値」ってなんでしょうか?
よい材料を扱い、腕(技術)をもってきちんとつくると言う単純な事と設計力やデザインセンスを併せもつことだと思います。
材料と技術と設計、私が知る、優れた工務店達は皆、そこのバランスがとても良いのです。
それぞれに独自のやり方、あたり前を持っています。
誰にでも理解され、好まれる家造りでは無くてもその自分流を価値として認めて下さる方との出会いを求めている工務店は多いと思います。
この「ヤマトタテルの会」にはそんな良い木材、建材を扱っている会社の方達、
技術、独自の知恵を持ち腕を奮っている設計者、工務店が揃っていると思います。

次はもくよう連メンバーのコスモホーム 鈴木社長にお願いします。

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